「SpaceShipOneは約90分間のフライトで大気圏外到達に成功した。」
ベンチャーキャピタルから出資を受けた作られた民間宇宙船SpaceShipOne。
これにはなんと、人が乗っているのだ。
彼らは賞金総額1000万ドルの「Ansari X Prize」に挑戦している。
-Ansari X Prize 賞金獲得の条件-
・高度100キロまで到達可能な宇宙船を自己資金で建造
・乗組員は3人
・2週間以内に2度のフライトを行う
この条件の成功は民間企業の地球外活動が本格的に始まることを意味している。
ライブドアが組んでくれた[X Prize コンペティション]のサイトを見よう。
http://docs.livedoor.com/universe/intro.html
NASAの今後の活動は(巨額の費用と技術的な挑戦が要求される)月面および火星の有人探査に集中し、地球近傍の宇宙開発を民間の企業に依託する。また、それらの民間企業に対する資金援助や賞金制度の導入について検討する。
私は80年代生まれだが、上記のような話は度々「学研の科学」や「ニュートン」あたりで取り上げられていたように思うが、ついにそのタイミングが来ているのだ。
ライブドアやCNETは面白い点にクローズアップしている。
「民間の宇宙ベンチャーは、裕福なハイテク業界関係者の間で相当な関心を集めている。」
新産業は鍋に入れたお湯が沸騰する時のようなものなのかもしれない。
日本では直に萎んだが、米国のインターネットベンチャーのブームを切り開いたのはシリコンバレーの企業家とエンジニアだけではない。直接金融だ。ベンチャーキャピタルが引き寄せた個人投資家達のマネーが非常に大きかったといわれる。(個人…といっても機関投資家並の資産を投入できる人がいるわけだし…)
ネットバブルなんていわれたが、多くのマネーは消えながらも「新産業」は見事、花開いた。
是非を問う人がいれば、こう問いただしたい。「新産業が生み出した雇用は幾らあるとお考えですか?」「人類は新分野へのステップアップで成長してきた。ストップする時に必ずあるのは戦争ですよ」と。まぁそんなことはいいか。未来は随分と前から予測されながら、カタチになる瞬間は突然やってくるってことではないかなぁ。
95年にはインターネットに対してマスコミも見向きもしなかったし、インターネットに触れていた人達は友達に話したら「ヲタクの世界だ」。なんて言われたことが多いのではなかろうか。いや、僕がそうです・・・。
それがアッと言う間に日本でも広がったのは、先見のある人達が時代の息吹、タイミングに合わせて動き、結果を残したからに他ならない。
今回の件、ヴァージングループの社長が動いていることが大変気になってる。
今でも宇宙産業は非常に大きいが、さらに幅が広がることは産業の「リメイク」を意味しているように思えるからだ。その点を考えると彼らヴァージンはリメイクに何度も挑んできた。失敗も多々あるが、確実に成長している。
今までの企業グループと違った企業達が、観光分野から地球外でのビジネスをはじめ、やがては旅客・物流分野に参入するのだろうか。日本の会社が1社もいないのが悲しいなぁ。
むむむ、考えが尽きないな。10年後、JTBが民間宇宙船を使った旅行パックとか提供してるかな。「日帰り版:アマゾン川でピラニア釣り」「ローマで夜食を、グアムで朝食を。」なんてパックが作られることを夢想しながら、うどんでも食べることにするか。
#グローバルな時代に突入していながら、人類にはある種の閉塞感がある。資源の限界、地球の環境悪化、絶え間ない民族紛争、広がる貧富の差。それぞれ解決していく問題ではあるが、宇宙への挑戦が人類の救いになるような気がしてならない。違うフィールドの存在が、自らのフィールドを消滅させたり、吸収してくれることはよくあることなのだから、大それたことを言ってるつもりはない。