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今回は、エックス線作業主任者試験の解説で『連続エックス線(X線)と実効エネルギー』についてです。


それに関する問題では、次のような選択肢が出題されます。


「連続エックス線が物体を透過する場合、実効エネルギーは、物体の厚さの増加に伴い高くなるが、物体が十分厚くなるとほぼ一定になる。」


この選択肢は、正しい記述です。


この選択肢は、実効エネルギーと物体の厚みの関係について問うものです。


そもそもエックス線とは、エネルギーが集まったものです。


その中には、大きいエネルギーや、小さいエネルギーのものがあります。


一般的なエックス線発生装置から発生するエックス線は、エネルギーの大きいエックス線や、エネルギーの小さいエックス線が混じり合っています。


このようなエックス線のことを、連続エックス線といいます。


つまり、連続エックス線では、発生しているエックス線のエネルギーが、10keVのものもあれば、100keVのものもあるのです。


ちなみに、keVは、キロ電子ボルトと読み、エックス線のエネルギーの単位です。


連続エックス線は、色々なエネルギーのエックス線が混じり合っていますので、これらを平均したものが、連続エックス線のエネルギーになります。


このエネルギーのことを、実効エネルギーといいます。


要するに、実効エネルギーとは、連続エックス線のエネルギーを平均したものなのです。
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(これメッチャ重要です!)


なお、実効とは、実際に働いているという意味です。


また、エックス線は、そのエネルギーの大小によって、特徴が異なります。


その特徴とは、エネルギーが大きいエックス線ほど透過力が大きく、エネルギーが小さいエックス線ほど透過力が小さいということです。


なお、透過力とは、物体を通り抜ける力のことをいいます。


このように、エネルギーごとに透過力は異なります。


例えば、エネルギーが小さいエックス線は、物体の厚みが薄い場合は透過できます。


しかし、物体の厚みが増加すればするほど透過できなくなります。


物体の厚みが厚いところでは、エネルギーが大きいエックス線しか透過できなくなるのです。


つまり、物体の厚みが厚いところでは、エネルギーが小さいエックス線はほとんど到達せず、エネルギーが大きいエックス線ばかり到達することになります。


したがって、連続エックス線のエネルギーの平均値である実効エネルギーは、物体の厚みと共に高くなっていくのです。
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(これメッチャ重要です!)


ただし、実効エネルギーは、物体の厚みが増加すればするほど、どこまででも高くなるわけではありません。


実効エネルギーの最大値を決定するのが、エックス線発生装置に加える電圧です。


このように実効エネルギーには最大値が存在するため、物体の厚みが十分厚くなると、実効エネルギーはそれ以上高くならない一定の値になります。
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(これメッチャ重要です!)


ここで、今回の選択肢に戻りましょう。


すると、「連続エックス線が物体を透過する場合、実効エネルギーは、物体の厚さの増加に伴い高くなるが、物体が十分厚くなるとほぼ一定になる。」という選択肢は、正しいことがわかります。


実効エネルギーと物体の厚みの関係は、理解しにくいところです。


しっかりと、理解して、覚えておきましょう。


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●【目次】[X線]エックス線の管理
●【目次】[X線]関係法令
●【目次】[X線]エックス線の測定
●【目次】[X線]エックス線の生体


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