染物屋である 平成の世でどんな商売なのだろうか
もちろん需要はあるに違いないがこの屋敷だけで
相当なる固定資産税を・・・などと不動産屋的に見る
江戸の街を思わせる建物がまだ多く残る根津界隈
染物屋の隣 普通は見逃すこの狭い入口は
知る人ぞ知る蕎麦の名店である 朝蕎麦もある
夜になると蕎麦懐石などで小さな店は満員となり
さっさと外の電気を消してしまう私好みの店である
根津といえば路地 この辺の住宅街はこれが普通
東京でも早くに発達した住宅街は車社会の影響を受けない
この狭さである そして乳母車の止まっている所に
病院がある こんな路地も建替えの度に消えていく
突き当りには色褪せた昭和が傾いている
屋根まで絡む蔦がなんとも切なく現代を語る
表通りの甘味屋 流石に手入れが行き届いている
路地裏の物件調査を終了し鶯谷まで坂を上がる
大丈夫 喰っちまえ









