俺の声3(歌う主夫は不動産屋)

日常 非日常 徒然るままの《俺の声》です


テーマ:
勝負の月と臨んだ3月が終った
惨敗の結果に背筋が凍る
日々が去ったのか俺が逃げたのか
敗走の途に呆れてものも言えねい


繰越した仕事は何本かあるが
そのタイムラグを埋める手立てがない
力不足を悔やんでも時間はきっちりと
カチカチ音を立て進んでいく


訃報が届く 先月『頑張りましょう』と
別業種の大先輩と笑った
還暦越えを感じさせない若々しい笑顔で
『お前はまだ若いんだからなんでも・・・』


朝頭痛を訴え病院へ行くも異常なく
夕方痺れを訴え救急搬送
その日二度目のCT検査も異常なく帰宅した
翌朝帰らぬ人となってしまったと云う


所詮人生ままならぬ されど人生・・・
止める訳にはいかない



テーマ:
いつもくだらない物語にお付き合い頂き
誠にありがとうございます と言っても
読んで頂いている方がどのくらいいるのか
見当もつかないのであるが10人位はいるだろう


今回《金魚》については本来小説投稿サイト
【時空モノガタリ】の《居酒屋》テーマに
投稿するつもりで書き始めたものでして
貧乏暇なしブログ更新ままならず急遽UPとなりました


大体は電車内で携帯電話を親指のみでこんな話し
書いておりますので今のところブログ下書きしか
書き残すすべを知らないわけで たいした校正もせず
ほぼ思いつきをそのまま載せてしまいました


【時空モノガタリ】前回のテーマ新宿に一番乗りで投稿
たまに見に行くわけですが皆様巧い話を書いていて
自分のブログ読者に褒められて天狗になる井の中の蛙の私
未熟さを痛感するわけですが 創作は面白い


金魚は数年前まで祭りの金魚すくい獲得物を3匹を 
一郎二郎三郎と名前をつけて4年ほど飼っておりました 
見分けがつくのは私だけでしたが近づくと『餌をくれ』
とばかりに水面に口を出す奴らはなかなか可愛いものです


水槽などを掃除したり面倒なことも多くそんな時
(はたして俺が飼っているのかこいつらに飼われてるのか)
そんな感情がありましてそれを男女に置き換えてみました
というのは金魚色の嘘ですが 表現のヒントになりました


居酒屋に一人で陣取って見渡していると本当に色々な
ドラマがあるものであと15日ほどしかない小説投稿サイト
【時空モノガタリ】用にももう一つ創作してみようかと
そんなことだから仕事にならないと嘆いたりしております




知らない歌い手様 本家のUPがありませんでしたので
動画無断借用いたしました ありがとうございます 



テーマ:
最後に彼と呑んでから一年の歳月が経っている 私は相変わらず
線路沿いの居酒屋に居る 変わったのは指定席がカウンターの
中になり毎日そこに割烹着姿で髪をアップにして立って居ること
『いらっしゃい あら浜ちゃん遅いのね』『板についてきたねぇ女将』


『涼子来週の調停で正式に離婚が成立するそしたら俺はお前と・・・』
話を聞き終わる前にグラスのビールを彼の顔に浴びせた 一瞬店が凍る
無音状態の中で驚いた金魚が口をパクパクさせていた(もうダメ潮時だ)
桜の花が散る頃のこと彼の家庭の花は全て散ってしまったらしい


その翌日会社に辞表を出した 無機質な社内での彼は金魚ロボットの様に
『どうするんだ今更仕事なんかないぞ』ありふれた上司の最後の言葉だ
『いえ大丈夫です自分のことはなんとかします』カタカタとキーの音が響く
画面を見ながら全員の耳が部長席に向けられていたオフィスと云う水槽


あの時の鬼瓦の言葉がプロポーズではなくリクルートであったことは随分と
後になってから知った『驚いたよ女手が欲しかったから誘ったんだけど
住み込みで働かせろって荷物持ってくるんだもんなハハハ』料理を習い
早朝仕入れに行く(あぁこの大将は本当に男として生きているんだな)


築地の仕入れでも喧嘩腰でガサツで でも人一倍優しい笑顔も店では
見たことのない大将の顔だった 昼寝して着替えると急に怖い顔になり
包丁を研ぎ食材に向かうときは話しかける事もできない雰囲気だった
そんな男は創られた水槽には見当たらない 私も必死に付いていった


『大将私いい女将になるからさ』『よろしくな』『大将の女将によ』『ん?』
一ヶ月働いていろんなことを話して聞いてもらいほんの少し大将を知る
『だから私大将の女将さんになりたいの』大将が包丁を置いて厨房に
座り込み一升瓶からコップに波々と酒を注いだ『意外と馬鹿なんだな』


『・・・』『ろくなもんじゃねぇぞ馬鹿ででなんにも物にならなくてやっとこ
見つけたのが料理で 酒飲みで汚くてこんなでかい顔で金だってない
あんたがほんの少しでもバイトの女将してくれれば少しは客が増える
だろうってそんなセコイ考えで声をかけただけなんだぞ そんな男だ』


半分煽ったコップが置かれ私はそのコップに手を伸ばし一口飲んだ
『だから何よ私は会社っていう大きな水槽に飼われていた金魚よ
そしてそこの出目金男と長いこと不倫をしてた馬鹿女よ やっとね
やっと見つけたの息の詰まらない新鮮な水槽を・・・』なぜか泣いていた


ぽかんと見てた大将が笑ってくれた『急ぐことじゃねぇよ一時の迷いだ
『大将・・うっうっ』叩いても絶対に壊れそうにない分厚い胸板だった
男の匂いがした 多分一時の迷いも消えて本当にこの人に惚れたんだ
肩を抱くわけでもなく背中に回すわけでもない腕がポケットに入ってた


コの字型のカウンターを半分にして座敷席を少しだけ造り店を改装をした
『なんか高級になって入りづらいぞ』電気屋と米屋が暖簾から覗く
『何言ってんのその内座敷で寝ていくようになるくせに』『違ぇねぇ』
私はやっと生きた金魚になれた らんちゅうのような大将の店の中で






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