フットボールは危険です | アメリカ片田舎の毎日

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皆さんの知っているアメリカとは全く離れたところで生活しています。こんなこともアメリカでは起きるのです。

息子、今年はフットボールをしていないのですが、母としては少しほっとしています。フットボールはかなり危険なスポーツなので、体が大きくなるにつれ、重症の怪我をする機会が増えるからです。


昨年も一年生チームのたった8試合くらいしかないシーズンが終わると、頭の怪我をした生徒が数名、肩を脱臼した生徒が数名、腕の骨折や、鎖骨の骨折など、いろんな怪我をした生徒がいました。


チームメートの中には高校一年生で、身長190センチ体重90キロなんて巨人もいたりして、この子はタックルも激しいので相手の選手が腕を骨折なんてこともありました。


私がもしスポーツの対戦相手にそんなことをしたら、そのスポーツを続けるかどうか悩むと思いますが、その子は、平気な顔をしていたそうです。その子が冷たいのでなく、これは高校生男子の心境だと思います。


高校二年生になるとJunior Varsityといって3年生と一緒のチームで試合をします。


こうなるともっと大きな生徒も増えてくるわけで(中には体重150キロなんて対戦相手もたまにいます)怪我の機会も増えるし、怪我も重傷になってくるのです。


先日、このJVチームが試合したらしいのですが、同級生のJ君は頭をひどく打って、試合後、目が見えなくなってしまったらしいです。


そのまま病院に運ばれて、検査を受けたらしい。チームメートは皆試合の後病院に詰め掛けてお祈りをしたらしいです。


足は動かせるんだけど、感覚がなかったりしているようですが、今の所は一時的な麻痺らしい。


この子はバスケも大変上手な子です。が昨年もバスケチーム選抜直前まで、フットボールの怪我が治りませんでした。


先週末あった大学フットボールでは二大学の選手が二人、背骨を折ったようで、幸い二人とも完治するようですが、二度とフットボールはできないらしい。


J君はどうなるのかしら。私が親だったらフットボールはもうさせないな。バスケはどうなるんだろう。そんなことよりもまずは麻痺が完全に治るのが一番。


フットボールの選手、見た目には格好いいけど、(女の子にかなりもてるらしい)このスポーツにはこういう一面があると言うことは忘れられません。


J君が完治することを祈っています。




Varsityの試合でもあごの骨を折った子がいたらしい。



追記

この記事を書いた夕方息子と息子の友達を連れてJ君のお見舞いに行ってきました。やはり障害は一時的なもので、全快するようです。良かった。