シークレット歌劇団0931☆平成23年度公演薔薇ノ悪戯~それでも愛してくださいますか~にご来場いただき誠にありがとうございました。
今回もオリジナルの楽曲を何曲か入れました。
その中で、「愛は永久に」という歌があります。
その歌について少し書こうと思います。
劇中はロマン=サンティエール王子が
愛するルイーズ姫に高らかに歌いあげる「愛の歌」でした。
◆◆◆◆
【愛は永久に】
あなたを愛している
どんなことが起ころうとも
あなたを信じている
何かが二人の邪魔をしても
あなたを想い続ける
二人を別つその時がきても
季節が変わり景色が様変わりしても
私の心は変わりはしない
時が過ぎてその姿が変わり果てても
私の心は変わりはしない
時代が移り離れ離れになっても
私はきっと見つけ出す
あなたを優しく引き寄せて抱きしめて
そして口づけを交わそう
◆◆◆◆
実はこの歌には
別の意味が込められています。
3月11日、沢山の方々が
愛しい人を亡くされました。
私は偶然、ある1枚の衝撃的な写真に出会いました。
その写真には
津波が押し寄せ泥で汚れた建物の一角に
ひざを立てたまま横たわる女性の遺体、
その上に覆いかぶさる男性。
周りに呆然と立ち尽くす人。
地元のカメラマンが夢中で
シャッターを切ったものです。
地震があったとき、
奥様はある介護施設で働いていたそうです。
老人たちを高台に逃がすために、
最後までその施設に残り、
介助救助にあたっていたそうです。
旦那様は町役場の職員でした。
奥様の行方不明が知らされながらも、
避難所での対応に追われていました。
二人にはお子さんもいらっしゃいました。
津波から逃れて助かっていました。
あとは奥様の無事を祈るばかりだったのです。
数日後、
その施設の一角から奥様がご遺体となって発見されました。
旦那様はその場所に到着し、変わり果てた奥様と対面。
奥様の泥だらけのお顔を震える手で何度も何度も拭いてやりながら、
「うわあああああああああああああ」と、
声にならない声をあげて、
硬くなってしまった奥様に覆いかぶさり、
抱きしめ、その頬に自分の頬をこすりつけるようにし、
しばらくのあいだ、大声で泣きながらそうしていたそうです。
その瞬間を収めた写真。
後日、そのカメラマンは悩みましたが
その旦那様にその写真をお渡ししたそうです。
旦那様はその写真を大事そうにしながらこういったそうです。
「これが私たち夫婦をつなぐ唯一の宝物となりました。
あとはなんにもなくなってしまったから」
と。
私は今回の公演で募金活動をしたりはいたしませんでした。
ただ、東北への想いは常に持っております。
この体験、経験からいただいたものの中から、
私はこの1曲を作りました。
劇中歌ではありますが、
皆様の大切なパートナーとのこれからの人生を
奇跡の積み重ねと感じていただきたい、
大切なお仲間たちと愛ある人生を送っていただきたい、
そういう願いを込めて作りました。
どうか
皆様の2012年が笑顔溢れる素敵な年になりますことを
お祈りいたしております。
街のどこかで、
風化しそうな東北への募金箱をお見かけした際は、
ぜひ、そこにお心を寄せていただきたいと切に願います。
シークレット歌劇團0931、
来年に向けてまた始まります。
この度は
誠にありがとうございました。
沢山のメッセージなどのお返事の変わりに、
この日記を皆様に・・・・。