黒木劇団のブログ

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9月は敬老月間で、わが黒木芸術団にとって一年で一番忙しい時期になる。今月だけで、10か所以上で活動を行う予定になっている。

一日に複数個所でやることもあるので、少ない人数ながら、分散してこなすこともある。

918日に日出町の西部公民館で行われた敬老会に招かれ、“私の死生観”という演題で講演、漫談、三味線演奏もさせてもらった。

会場となった公民館は、昭和レトロを感じさせる建物で、まさに昭和の時代を生きてこられた満員の高齢者に囲まれ、一瞬にしてタイムスリップした様だった。

エアコンもなく、加齢臭?に包まれながら、講演をさせてもらっていたら、近くで何かが燃えているような匂いがして、ふと後ろを振り返ると、蚊取り線香が焚かれていた(線香の煙で、身が清められた感じがした)。

年間約40か所での活動を行っているが、多くは別府市内及びその周辺地区と狭いエリアながら、そこそこで雰囲気がまったく違うのだが、この地区は、高齢者のお世話をされている方々も含めて、アットホームで温かい連帯感が感じられて、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなあという気持ちになった。

最後はやはりこういう田舎で、人のぬくもりを感じながら、人生を閉じたいと改めて思った。








さて、もはや高齢化社会と言われて久しいが、人口の約1/365歳以上の高齢者になったようだ。100歳以上も6万人を超えたようで、これまでは銀杯が贈られていたらしいが、今では数が多くなりすぎて、銀メッキに変わったらしい。

昔は、高齢者に対して、“長生きして下さいね!”が挨拶代りだったが、最近は、“できればもうそろそろ、言いにくいことですが、後がつかえてますので”みたいな口には絶対に出せない状況になってきた。

団塊の世代が、75歳に達する2025年以降は、多死社会になることが予想され、葬儀場や焼き場、お墓が足りないといった悲惨な状況になることが考えられ、順番待ちのための待機施設が必要になるようだ。

また、2050年には、肩車型の社会(一人の若者が、一人の高齢者を支える)時代になると言われている。

漫談でよく、“皆さんは心配しなくていいんですよ、その頃生きている人は、ここには誰もいないので”なんて言っているが、そう遠くない未来であることを考えると、末恐ろしい気持ちになる。

はたして借金まみれの日本は、ギリシャのように破綻することなく、やっていけるのだろうか?

長生きもほどほどにしとかないと大変なことになりそうだ!!

 追伸:10月30日(日)、恒例の病院祭が開催されます。

黒木劇団もトリで新作をやらせてもらいます。

また、13時より津軽三味線プロの共演として、鈴木利枝さんと三代目井上成美さんの演奏、お昼と最後に豪華景品があたる抽選会もあります。

ぜひ、遊びに来てください。