04月19日鑑賞 (レンタル) 17


監督 : マーク・ハーマン
出演 : エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン

世界史上最も悲しいホロコーストの現実を少年たちの無垢な心を通して描いた衝撃作
原作は世界各国で数々の賞を受賞したジョン・ボインの秀作「縞模様のパジャマの少年」


※ちょっとネタバレありです


この作品は何年か前に借りたDVDの予告で見てチェックしたんですけど、観る機会がなくて数年が経ち

最近アメブロの映画サークル(グルっぽ)でこの映画の存在を思い出して、レンタルするに至りました

ラストがヤバいってのを知ってて観たんですけど、見事にやられました

今まで何百と映画を観てきましたけど、このラストの衝撃度はトップクラスです

「うわあああああ」ってなりました

スゴい映画ですよ

ラストだけじゃないですからね

全てが絶妙

街の感じとか、何も知らない主人公ブルーノに対して変化していく大人な姉のあの感じ

周りの環境に置いていかれてひとりぼっちになって飛び出したところでのフェンス越しの友情とかね

この映画は父が軍人のブルームと強制収容所で暮らすシュムールの友情の話なんですけど

フェンス越しのあのやりとり超良かったです

ブルーノ家での一件後どうなるかと思いましたけどね

ブルーノとシュムールのあのフェンス越しの握手とか、ボードゲームやって笑うとことか

もう切なくて切なくて

またシュムールの表情が絶妙なんですよねー

何ですかあの哀愁漂う表情

で、この映画

こっち側を描くってのが良いですよね

普通こういう映画って主人公ユダヤ人じゃないですか

この映画でいうシュムールじゃないですか

でもこの映画の主人公はユダヤ人側じゃない、しかも父親が軍人のボスっていうね

ここが良かったです

ラストのブルーノの「あれっ?あれっ?」も良かったなぁ

流されて流されて

でも手は離さないっていう

ホント超良い映画でした

あと、ブルーノは瞳がキレイですよね

最後にちょっとコピペ


227 名前:名無シネマ@上映中[2009/10/08(木) 06:41:17 ID:z9gNsNfG] いつのまにかブルーノが助かりさえすれば
シュミエル(他のユダヤ人)は仕方がない、って感覚になっていかないか?
たくさんの脱いだパジャマが写し出されたけど、ひとりひとりのかけがえの
人生があった、と思わせられてほんとにやりきれない。


これホントにその通りですよね

深いなぁ

星は5つ

オススメです

是非観てください