『機動戦士Zガンダム』劇場版よりやっぱTV放映版。
昨夜はシフト休。
夕方ぐらいに意思とは関係なく眠りに入ったと思う、
たぶん。
何時寝たのかわからないが
夜半に目覚める。
しばらくは眠らない自信もあるので
おもむろに
劇場版『Zガンダム』を観る、初めて観たときから
劇場版は釈然としないんだよ。
CG映像もアニメーターの書き下ろしも入るが
この時代に放送当時のセル画フィルムの再編集って…。
ストーリーも
TV版では最後に主人公が
敵の“木星資源採石船の責任者”
(木星船団を統率する指揮官。長い木星での生活で精神が孤独になり人を利用して結局は自分に好意と敬意の念を持って近寄る人をみんな死なせる。)
を倒すんだけど、
精神崩壊に…、
番組の最後で主人公が
精神崩壊!
すごいラストシーンですよ。
そして彼らだけでなく
主要登場人物の殆どが最終回近くになるとバタバタと戦死!、
物語自体が複雑な戦闘模様になるのだが局面が終わったのかどうかもわからない。
サブキャラクターの生死と
物語の大幅な変更はないんだけど
TV版と違い劇場版最大の
「なんでやねん…。」
は主人公が無事に帰還するんだよなあ、
狂わない。
『Zガンダム』の作品としての魅力って、
あの“救いようの無さ”
だったんじゃないんでしょうか?
それを健全に、出来るだけキレイにに終わらせるって
どうなのよ?
小説版なんてもっと陰鬱なんだよ。
だいたい『Zガンダム』の主人公、カミーユ・ビダン。
彼が最初にガンダムに乗り込む理由が
後に仁義無き戦いを展開させる
地球連邦軍の将校にバカにされたのが
きっかけで、
「自分のこと馬鹿にしやがって!ガンダムで踏みつぶしてやる!」
もう早い話、キレている。
彼は軍隊の人ではない、
しかし墜落したガンダムに勝手に乗り込み暴れ出す。
(なんでいきなり操縦出来るんだ?って事だが、主人公の両親がガンダム関係の開発に関わる技術士官で主人公は親のPCから操縦他の情報をハッキングしている。)
まだ若いと言うのもあるが、
自分を制御できないのだ。
こんな人が戦争で戦いまくって最後に助かってホッとしていると言うのは
おかしいよ。
