皆様 ご無沙汰しております。
最近やっと引っ越しと荷物の整理が終わり、少し落ち着いたところです。
全国的に厳しい寒さが続いておりますが、風邪など引かれてはいらしゃらないでしょうか?
また最近地震も多いですよね~! 被災地の方々が心配ですよね・・(´・ω・`)
皆様ご無事ですか?
ところで、私事ではありますが、ちょっとお話しさせて頂きます。
先日叔母(母の姉)が亡くなり、葬儀に出席して参りました。
叔母は享年84歳、天寿を全うしたとおもいましが、
母一人・娘一人の二人暮らし・・・。
従姉にとって、本当に辛く、悲しい別れだったと思っています。
母の実家は、長野県・茅野市で造り酒屋を営んでおり、
何かと人が良く集まる家でした。
祖父は温厚で人望も厚い人でしたが、一代で酒屋を築いたそうです。
今では、諏訪と云うと‘真澄’が有名ですし海外でも頂ける程ですが、
祖父が健在の頃 ‘大歓’ と言えば、地元で知らない方は
いなかったのではないでしょうか?
東京では、田無に事業所があったそうで、上京の時はスーツに帽子と
なかなかお洒落な人でした。
祖母は、そんな家庭や蔵の人達を守り、良く働き、四季折々の手料理で
皆をもてなす事が、大好きで、良く笑う優しく、また気丈な人でした。
私にとって母の実家には、幼少時代に過ごした沢山の楽しい想い出があります。
夏休みには、同じ年頃の従兄弟達と近くの山にクワガタやカブト虫を採りに行ったり、
川で行水したり、トンボの体に糸を巻きつけて飛ばしたり(今想えば、
子供って結構残酷な事が平気でできるんですよね・・・)
カエルや亀も捕まえたりしていましたね~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
蔵は、私達にとって格好のアニューズメントパークでした。
大きな酒・味噌・醤油・の仕込んである樽の上に上って度胸だめし!!
また、さすがに従兄弟達にはかないませんでしたが、蔵中を使って鬼ごっこ・缶けり
屋根に上って、蜂の子採り・ボイラー室のおが屑の中には、沢山のカブトムシも幼虫が・・!
(今ならきっと高く売れるのになぁ~!(^_^;))
酒・醤油・味噌など詰める機械がぐるぐる回っているのが、
とても不思議で時間を忘れて眺めていました。
そして今でも一番心に深く刻まれている事は、やはり蔵からの
酒・醤油・味噌の香りでしょうか・・。
母の兄妹は、5人とも6人とも言われていますが、
私の知る限りでは、4人(女3人と男1人)
長女とは20歳位離れていたのではないでしょうか?
その子供達(私の従姉・従兄弟達は、団塊の世代~フォーク・ロック~
バブル・そして崩壊)とさまざまな世代であり、
私自身彼等を通して昭和史を観てきた様に感じています。
お蔭で、社会に出てから色々な方とのお話しが、実体験の様に
身近に感じる事が多々あります。(o^-')b
葬儀の時、叔母が最後に漬けたという漬物や、従姉が前夜に炊いた煮物・
朝早くに揚げた天ぷら等・・・・本当に懐かしい祖母の味に思わず
「おばあちゃんの味だ~!!(⌒¬⌒*)」 と叫んだところ、
諏訪から駆けつけて来た従姉達は、「千晶ちゃんに言われると、
本当に嬉しいねぇ~(ノ_・。)」と喜んでくれました。
子供の頃に覚えた祖母の心のこもった味が、
従姉達に受け継がれている事を痛感しました。
最近では、スーパーやコンビニのお惣菜等が充実し、
また現在一人暮らしの私はそれに依存している事や
自分の事で精一杯の為、親類同士の連絡も疎かになっている
自分に気づかされました。
叔母が最後に教えてくれた・・・親・兄弟・従姉・従兄弟達との絆・
伝統の味の大切さに感謝しています。
最高のプレザントをありごとうございます。
今まで本当にお世話になりました。安らかにお休みください。
千晶より愛をこめて・・・。