僕は雑食系 ウリセン1/3話
テーマ:小説その男は新宿2丁目の雑貨店で声をかけてきた。
雑貨店にはゲイ雑誌から何故か女性誌そして大人のおもちゃ
下着などが置いてあり.、常に立ち読みをしてる人が2、3人いた。
その日は一本だけお客がついて、店に戻るか悩んでいて
結局戻らず、雑貨屋で立ち読みをして時間を潰していた。
男は僕を外に呼び出し、飲みに行かないかと言ってきた。
見た目は30代後半で眼鏡をかけており、背も低くぱっと見
ゲイには見えない感じだった。
「僕ウリセンで・・・・ノンケなんですけど ちょっとお金もらえれば」
いくらくれるのかは男は答えず、新宿通り沿いの観光バーに連れて行かれた。
観光バーに客と行くことはまれで、普通のサラリーマンや女性客がいるので
ものすごく嫌だったが、金がもらえるのでついて行った。
ショーもあり、女装している人たちは話術も秀でており、気がつくと朝の7時になっていた。
男はかなり酔っており、会計を済ませ外に出るとタクシーを拾った。
「丸の内まで」財布を取り出し僕に5万円渡しそのまま寝てしまった。
東京駅近くで起こし、そのもらった5万円から料金を払った。
男は「明日も会いたいから連絡先教えてェ」と言ってきてタクシーの領収書にポケベルの番号を
書いて渡した。男はふらふらしながらも人ごみの中に消えていった。
「お連れのお客さんかなり酔ってましたね!これから仕事なのに大変ですねぇ」
「どこまで行きます」と運転手に聞かれ、僕はその場で降りた。
翌日、夕方の6時頃 ポケベルが鳴った。新宿のアルタ横の喫茶店からだった。
「お客様の中で広末様に電話した方いらっしゃいますか?」電話口から店員の
声が聞こえた。
男は「昨日の・・・今日はどうかな」昨日とは別人のような大人の男の声だった。
僕も新宿南口でチャーハンを食べてた所だったのでウリセンのママに欠勤する事を伝え
喫茶店に向かった。
店の中は風俗嬢、やくざ風、ホスト系ばかりで他人に干渉しない感じが居心地がよかった。
そこで男は大手の旅行代理店に勤めてる事、外でナンパしたのは初めてだった事
昔付き合ってた男に僕が似てる事(と言ってもウリセンで指名してただけらしいが)
その男とバルセロナに行った事があるなど話し始めた。
僕がカジュアルな格好してるのに違和感があるらしく、近くの百貨店にスーツを買いに
行こうと突然言い出した。百貨店ではアルマーニに直行したが22歳の僕には
良さが分からなかった。男が来てるのもアルマーニらしいが、決してカッコいいとは
思えなくお断りした。向かい側にミッソーニがあり、そこでマフラーだけ買ってもらった。
時間はまだ夜8時だったが、その日も昨日行った観光バーに行った。
同じショーを2回観た。
女装してる店員の話術も結局同じ事の繰り返しに聞こえてきてた。
結局1時くらいまでいて店を出て男は封筒からピン札で10万円渡してきた。
「ちょと多いですよ」
「そのかわりちょっと体触らせて」
その観光バーのある雑居ビルの非常階段で僕の物を取り出し口で前後に動かしだした。
おそらく10分ぐらいだろう。僕は早い方だ。
男はそのまま非常階段を下りて先に帰ってしまった。 続く







