マーチンゲール4
テーマ:麻雀コラムでは、期待値±0(100%)なのになぜマーチンゲールは必勝であると言われているのでしょうか?
おそらくは、以下のことを理由としていると思います。
何連敗していようと、最後に当たれば(それまでの連敗の累積金額も含めて)プラス100円
↓
資金が無限にあれば、当たるまで賭け続けられる
↓
プラス100円を100%実現できる
↓
必勝である(⇒これを繰り返せば無限に儲けられる)
しかし、これには誤解が存在します。
【数学に関する誤解】
本当にマーチンゲールでは『プラス100円を100%実現』できるのでしょうか?
まずは以下のグラフをご覧下さい。
(『N連敗する確率』のイメージ)
N連敗する確率は『2^N(2のN乗分の1)』です。
では、Nを無限に大きくすると、その確率はどうなのでしょうか?(高校で習う『極限』の概念)
普通の人は、『0に収束する』と答えると思います。
では、『0に収束する』ということは、『0になる』ということでしょうか?(無限には連敗しない?)
そうではありません。(この誤解は非常に多い)
『0に収束する』というのは、『0に限りなく近づくが0にはならない』のです。
(グラフをどれだけ右に伸ばしても、曲線とX軸が交わることはない)
ですので、『N連敗(N→∞)することも確率としてありえる』ということです。
ということは、『プラス100円を100%実現することはできない』となり、(資金が無限にあっても)マーチンゲールは必勝ではありません。
【主観による誤解】
マーチンゲールの必勝の条件には『当たるまで賭け続ける』というものがありますが、これにはパラドックスが存在します。
パラドックス:『いつ当たるのか?』ということにおける前提をはっきりさせていない。
矛盾:前提を『試行回数』に統一すると、必勝ではない。(『いつまでも当たらない』という場合が存在する。)
(参考:主観のパラドックス1 ・2 ・3 )
ちなみに、『勝ち逃げ』という考え方に関しても、同様のパラドックスが存在します。
このように、『数学』や『主観』に関するに誤解よって、必勝であると思い込んでいるのです。
では、マーチンゲールとは何なのでしょうか?
(2月20日 内容を若干修正)




