こんにちは^^
入所型知的障害者施設には、日曜日に家族(親)が面会に来ることが多いです。
施設Bは、親子で参加するリクリエーションを用意しているのですね。
費用は親の会が負担しているのですけれど。
施設Bは40代50代の入所者が多いのです。あと10年もしたら、特別養護老人ホームに、衣替えするかも?
当然に、親は高齢化しています。80代に手が届く方も。
面会にも来れなくなり、亡くなる方もいます。
人と資金の面で、日曜日のリクリエーションを維持するのがむずかしくなったのですね。
バザーなどは中止してもいいけれど、リクリエーションは続けたい。というのが施設の考えなのですね。
入所者同士のいざこざを避けるためにも。
「じゃあ、親代わり?」
「う~ん。どうかな。一緒に遊ぶっていう感じだから」
「なにすんの」
「その時々みたい。花見に行ったりもするし。私の時は流しそうめんだったけど、そのあと風船バレーしたり、ペアを組んでスッティックゴルフしたりして、一緒に遊ぶわけ」
「で、楽しかったと」
「風船バレーとか、結構ほんきになる」
「あんたが本気になってどうする」
「入所者さんの中には、負けると泣く人がいるからね。負けられんと」
「まあ、いいけど。そうめんとか、風船って、お金かかるの」
「流しそうめんはさ、午前中にペットボトルを切って、樋をつくったから、そうめん代くらいかな。でも、風船バレーはちゃんとネット張ったから」
「ネットって施設の備品でしょ」
「親の会からの寄付だから。ゴルフのスティックとかも。参加費からそうめん代を払って、あとはプールみたい」
それで、プログラム全体の費用か。長期的な意味だったのですね。
「それって、寄付だよね、結局。それでも、ボランティアしたいと」
「それって、寄付だよね、結局。それでも、ボランティアしたいと」
「なんかさ、次の日曜は何をしようかって、考えるのって、楽しそうじゃん」
学校のサークルかなんかと、勘違いしてない?
学校のサークルかなんかと、勘違いしてない?
梅の花 くれなゐにほふ 夕暮れに 柳なびきて 春雨ぞふる
玉葉和歌集 京極為兼