キャリア・読書・人生の窓

汝の一日、かくの如く終れば、汝の一生もまたかくの如し。
そうだ、今日考えたことを書き留めておくことにしよう。


テーマ:

 

### 前回からのつづき ###

 

 

!?ねえ、ねえ。
アバンギャルドってなあに?

 

!!うん。
それは前衛芸術(家)のことだ。
映画監督で、いけばなの草月流三代目家元だった
勅使河原宏が千利休を評して云っていた言葉だ。
千利休を革新的芸術家として高く評価していた。

 

君はさしづめ、「アーバンギャル」ってところだな。

 

 

!?あらいやだ(笑)
わたしももうアラサーよ。
ギャルなんかじゃないよ。

 

 

ところで勅使河原監督といえば、安部公房の
『砂の女』の監督でしょう ?

 

 

!!そうだ。
あれは野心作だった。


勅使河原監督は映画『利休』も創った。
(原作は野上弥生子『秀吉と利休』)


ご本人も草月流家元だから合通じるものが
あったんだろう。

 

勅使河原さんが利休に魅かれたきっかけは
古田織部作の沓茶碗の写真だった。
衝撃的な出会いだった。

 

これが本当に茶道具なのか。
まるでアバンギャルド芸術じゃないか。
こんなにゆがんでいてお茶が呑めるのか。


それでいてフォルムには緊張感がみなぎり、
底知れぬ存在感と力強さがある。
色調やデザインも抹茶茶椀の概念を完全に
跳び越えている。


黒の基調色に模様もまた奇妙。
独創的で型破り。


かくも大胆な道具が使われた茶会とは
いったいどんなものだったのか。
興味は尽きなかった。

 

 

さて、利休はこの織部をはじめとする
同時代の茶の湯者をリードしながら
「独創」ということを強調した。

 

しかも、織田信長、豊臣秀吉という最高の
権力者がこの前衛集団を庇護した。


もともと権力に対して無縁であるか、従属
するかであった茶の湯が利休によって社会
の全面に出てきたために
「権力対芸術」という構図が浮かびあがって
きたのもこの桃山時代のことだったのだ。

 

 

 


(つづく)

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