2012-02-10 02:01:25

太平シローさん逝く・・・「旅の贈り物 0:00発」

テーマ:鉄道&映画(またがりブログ)
漫才で一世を風靡した、太平シローさんが55歳の若さでお亡くなりになりました。

私は漫才にはあまり興味がないのですが、この方のお名前を聞いて、ある一本の映画を思い出しました。

「旅の贈り物 0:00発」

2006年秋に公開された、太平シローさんも出演していた作品です。

そもそもこの作品を観たきっかけは、鉄道ファンにとっては必見の作品だったから。
JR西日本が撮影に全面協力し、大阪、広島、岡山、そして島根などでロケを敢行。
列車がひとつの“出演者”にもなるのですが、その車両が今や貴重な存在となったEF58という電気機関車(写真と同型)と、
しぞ~かのテツ・きまぐれフリーパス-Image2388.jpg

戦前から活躍していた「マイテ49」という客車最後尾に連結される豪華な展望車、だったのです。

キャストには、主役に櫻井淳子さん。
ほかに徳永英明さん、多岐川華子さん、大滝秀治さん、黒坂真美さん、樫山文枝さん、梅津栄さん、細川俊之さん、石丸謙二郎さんらが出演されていました。
ストーリーは・・・

恋人との海外旅行を目前に彼の浮気を知り、逃げてきた由香(櫻井淳子)。
たまたま落ちていたある切符を手にした彼女は、大阪駅へ。その切符は、大阪駅を深夜0時に出発する、行き先不明の列車だった。
その切符を持った者だけが乗れるというその夜行列車に乗り合わせたのは、ほかに自殺サイトの仲間と集団自殺するつもりだった華子(多岐川華子)。どこか夢見がちなミチル(黒坂真美)。リストラされたことを家族に打ち明けられないサラリーマンの若林(大平シロー)。妻に先立たれた男(細川俊之)など・・・。
そして翌朝着いたのは、山陰の小さな港町。
その町の小さな駅で降ろされた旅人一行は、それぞれ、その町の風光明媚な自然や、住んでいる人たちの温かさに触れ、失った何かを取り戻してゆく・・・。

その町の、一人しかいない町医者に徳永さんが、退職後も郵便局長を肩代わりしている!?老人に大滝さんが、旅行客をもてなす老夫婦に梅津さんと樫山さんがふんしています。
そして列車の車掌には、ハマリ役のこの方、“世界の車窓から”ナレーションでおなじみの石丸さんが登場。
劇中の挿入歌には徳永さんが中島みゆきさんの「時代」をカバー、主題歌(エンディングテーマ)には旅といったらやはりこの曲、“いい日旅立ち”を、中森明菜さんが歌っています。


この作品、わざわざ東京まで観に行きました。
ところが、予定していた回は平日の日中であるにも関わらず満席で、一回後の回まで待った記憶が(苦笑)。
公開当時は、映画を記念した弁当が販売されていたので(東京駅大丸百貨店)、その弁当を購入して近くの広場で秋風に吹かれながら弁当を食べて時間を潰していたのを思い出します。


そして後に、地元の劇場で二日だけ公開されるとのことで、もう一度観に行き(※実はプロデューサーさんだったかが、地元の方だった)、そのとき舞台挨拶にいらした多岐川華子さんに、パンフレットにサインを入れていただいた記憶があります。
前売り鑑賞券も、切符の硬券みたいな作りになっていたものもありましたね。

作品は決して派手ではなく、突拍子なことが起きるわけでもないけれど、観た後、心がスーッ、と洗われる、そんな感じの作品だったように思います。

太平シローさんは前述のとおり、リストラされたサラリーマンの役で、行き場がなく公園で時間を潰していたところ、たまたま大阪駅0:00発のあの列車の広告を見つけ、列車に乗ったのでした・・・。
もちろん、太平シローという名前だけは知ってはいたのですが、「ずいぶんと久々に(スクリーンやテレビなどで)見る顔だなぁ」とは思ったものです・・・。
にしても、まだ50代半ばだったとは・・・。

ご冥福をお祈りします。





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