れぽれろのブログ

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2月4日の土曜日、京都市伏見区は醍醐寺の奥にある山のてっぺん、西国三十三所の第十一番札所である上醍醐に行ってきました。

この日は当初、国立国際美術館にてクラーナハ展と同時開催されているアレシンスキー展に行く予定でしたが、お天気がよくぽかぽかと暖かくなってきましたので、肥後橋付近のパン屋さんで昼食を食べた後、不意に遠出がしたくなり、予定を変更してお寺詣りに行くことにしました。

とりあえず京都方面に行くことにし、淀屋橋から京阪電車に乗り込み、電車の中で目的地を決めることにしました。
西国三十三所で自分がまだ訪れていない京都のお寺は、今熊野観音寺と上醍醐です。せっかくお天気が良いので、ハイキング気分で上醍醐に行ってみることに決め、淀屋橋から三条へ。
三条から京都地下鉄東西線に乗り換えて、醍醐駅を下車し、駅から東に歩いて醍醐寺に向かいました。
ちなみに自分は京阪電車と地下鉄を利用しましたが、本来大阪方面から醍醐寺に行く場合、JR大阪駅から新快速に乗り、山科で地下鉄に乗り換える方が早く着きます。

醍醐寺の入口。

西国三十三観音霊場、第十一番札所の看板があります。

醍醐寺は874年の創建。
京都市の東にある真言宗醍醐派のお寺です。
前回訪れた善峯寺が京都の西、大阪府と京都府の県境付近の山の中にあるのに対し、醍醐寺は京都の東、滋賀方面の山にあるお寺です。
お寺の敷地は大きく2つに分かれ、山のふもとにあるのが下醍醐、醍醐山(あるいは深雪山)と言われる山の上にあるのが上醍醐です。
このうち西国三十三所の札所となっているのは、上醍醐の方です。

お寺全体から見ると、下醍醐の方が敷地は広く、見どころは多いです。
下醍醐は伽藍エリア、三宝院エリア、霊宝館エリアの3つに分かれ、それぞれ別々にチケットが購入できるようです。
自分はとりあえず3エリアとも入場できるチケットを購入し、まずは伽藍エリアへ。

こちらが伽藍エリア入口の仁王門。


伽藍エリアの奥に上醍醐への入口があります。
あとで気が付いたのですが、上醍醐に行くにはこの伽藍エリアを通り抜ける必要はなく、お寺の敷地南側の側道から上醍醐への入口に辿り着くことができます。
上醍醐のみ参拝される方は、下醍醐のチケットを買う必要はありません。
自分は間違って伽藍エリアに入場し、東側の出口からそのまま伽藍エリアを退場してしまいました。
チケットの買い損です(笑)。

で、こちらが上醍醐への入口。

お寺の奥に鳥居があるというのはよくあるパターンですが、上醍醐はまず入口が鳥居になっています。

右手に並ぶ仏様。


左手には女人堂。

昔は上醍醐は女人禁制であったとのことで、女の人はここでお参りし、引き返したのだとか。


ということで、山登り開始です。


西国三十三所の中には訪れるのが困難なお寺も何か所かあります。
たいていのお寺は電車・バス等の公共交通機関を利用して、割とお寺の近くまで訪れることができます。
過去に訪れた中では、ケーブルカー(成相寺)や、ロープウェイ(圓教寺)が利用できるところもありました。
しかし、施福寺(4番札所)、上醍醐(11番札所)、観音正寺(32番札所)の3ヶ所については、山の上までバス等の交通機関が準備されておらず、自力で山登りを行う必要があります。
このうち観音正寺については山上近くまで舗装道路が通じており、最悪は車で行くことができますが、施福寺と上醍醐は歩いていく他ありません。
一昨年に施福寺を訪れましたが、それなりに勾配のきつい坂・階段を上ってお寺に辿り着く必要がありました。
上醍醐は施福寺よりも歩く距離が長いとのことで、西国三十三所の最難所であると言われています。

山の上にはかつて准胝堂というお堂があり、ここが西国三十三所の到達スポットであったようですが、2008年に火事で焼失してしまったのだとか。
このため、現在は下醍醐でも納経や朱印の発行が可能であるようです。
なので、朱印コレクターの方は現在は必ずしも山登りをする必要はないようです。

上醍醐の准胝堂までがおよそ2.6kmの上り坂、到達時間は約60分とされています。
さらにその山の上にも見どころはあり、一番てっぺんの開山堂までは3.2km、到達時間は約72分となっています。
それなりにハードな山登りです。

初めは上り坂が続きますが、途中で一旦比較的なだらかになります。


中盤からは石段と上り坂からなる山道。


下山される方と途中ですれ違うと、みなさん「こんにちは」と声をかけてくれます。
自分も「こんにちは」と返します。
これは施福寺のときと同じ、山登り愛好家の方々の間ではこのような挨拶が習慣なのでしょうか。

途中にあるお不動さま。


このあたりからの中盤がかなりきついです。

google mapでの山道の全体図は以下の通り。(2分割しています。)



少し分かりにくいかもしれませんが、赤枠の部分がとくにきついところです。
地図1枚め右下の「上醍醐不動の滝」がおそらく先ほどのお不動さんのおられたところ。
ここが地図2枚め左側中央に続く形になります。
このあたりから山登りが嫌になってきて、帰ろうかなという気になってきます(笑)。
自分は街をウロウロ歩くのは好きなので、平地であれば何キロでも歩き続ける方ですが、山登りは(当たり前ですが)疲れ方が違います。
心臓の鼓動がやたらと早くなり、心臓に負担がかかってるなということが実感できます。

途中にあった小さなお堂。


山道は続く。


その昔、漫画「ちびまる子ちゃん」で、山登りのときは体を前に倒すと自然に足が前に出て楽に登ることができる、などという記載があったことを不意に思い出し、実行してみましたが、変なところに力が入って転びそうになったりしそうで、全く楽ではなく、余計に疲れます(笑)。
あと、後ろ向きで登ると楽だなどという記載もあったような気がしますが、さすがにこれは人に見られるとマヌケなので、実行は思いとどまりました(笑)。

この看板が見えてくると、上記地図赤枠のしんどいスポットもおしまい。


ここから下り坂になり、しばらく歩くと建物が見えてきます。

やっと到着・・・

・・・と思ったら、ここは寺務所でした(笑)。

この左側の道が参道です。

山の上には国宝や重文の建物がごろごろ。

こちらは清龍宮拝殿。

国宝です。
1088年の創立で、現在の建物は1434年に再建されたもの。
この清龍宮拝殿の奥にかつて准胝堂があったようですが、燃えてしまったとのこと。

この後もさらに山登りは続きます。
まだあるんかい、という気持ちになってきます。

薬師堂。

これも国宝です。
創建は907年。
現在は1121に再建されたものですが、それでも12世紀の建物ですので、相当古いです。
上醍醐の伽藍の中では最も古い建物のようです。
御本尊の薬師如来と日光月光菩薩も国宝で、これは下醍醐の霊宝館で見ることができます。

五大堂。

こちらは1940年再建の建物。
中に入れますので、お参りしてきました。
平穏無事でありますように・・・。

よく見ると雪が残っています。
山登りで体が温まっていますが、おそらく気温はかなり低いです。

如意輪堂。

重要文化財、1606年の再建。
名前のとおり御本尊は如意輪観音像。

ラスト、開山堂です。

重要文化財、1092年創建、1606年再建。
山の中で最も大きな建物です。

この開山堂の前が山頂のようです。

標高450メートル。
女人堂から3.2キロの山道、くたくたになりました。
徒歩72分と書いていますが、休みながらも60分ほどで辿り着いています。
もう少しゆっくり歩けば良かったのかも。

山頂ですが周りは木々に囲まれており、見晴らしがよいというわけではありません。
しばし休憩。
休憩すると体が冷えてきます。
寒くなってきたので、下山します。

帰りは下り坂。

登ってきた山道を見下ろすの図。
帰りはらくちん・・・と思いきや、バランスを崩して転びそうになるので、登りよりも神経を使います。
慎重に下山。


ということで、上醍醐へのお参りでした。
淀屋橋を出たのがお昼の12時前。
山登り開始が13時40分ごろ。
下界に辿り着くともう15時30分を過ぎています。

下醍醐も見て回ろうと思い、伽藍エリアに再入場しようと思いましたが、伽藍エリア入口のおばちゃんに「下醍醐の各エリアの入場は16時まで、時間がないから三宝院と霊宝館を見てきた方がええ」と諭され、伽藍エリアはあきらめてせわしなく三宝院に向かいます。

こちらが三宝院の入口。


庭園。



おばちゃんのアドバイスのとおり、素敵な庭園です。
のんびり鑑賞したいところですが、時間がなく、すぐに霊宝館へ。
下醍醐だけでもかなり敷地が広いので、両醍醐含めてゆっくり鑑賞するには朝から訪れる必要がありそうです。

16時ごろ、すべりこみで霊宝館に入場。
先ほどの上醍醐の薬師堂から移設された薬師如来と日光月光菩薩が展示されていました。
その他、長谷川等伯の襖絵や、素敵なものがたくさん・・・なのですが、体がすっかりくたびれてしまっており、結局奥の休憩室で休んでいる時間の方が長かったです。
しっかりと鑑賞できませんでしたので、下醍醐はいずれ再び訪れたいと思います。

未練がましく敷地の外から五重塔(国宝)を撮影するの図(笑)。


どっぷりと疲れた帰り道。
ハイキング気分で訪れた上醍醐ですが、山登りはかなり疲れますので、もういいかなという感じです。
自分はやはりの町中をトコトコウロウロ歩く方が向いているようですね。


・・・西国三十三所、残り10所。
 
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